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会長挨拶


第62回日本病理学会秋期特別総会
会長  野島 孝之
金沢医科大学医学部 臨床病理学

 このたび第62回日本病理学会秋期特別総会を2016年11月10日から11日の2日間、金沢市文化ホールを会場として開催いたします。学会を主催させていただくに際しましてここにご挨拶申し上げます。

 日本病理学会の学術集会は、常にその時代の先端的な研究と技術をもとに、病因の解析と病理学的診断の知識を提供し、相互に意見を交換する場です。 独創性,革新性を持った研究発表が活発に行われ、また、研究を基盤に最新の病理診断学の普及がはかられることが,学術集会の存在意義であると考えます。今回の学術集会において、“病理学の新たな発展”を主題に、特別講演、A演説、B演説、病理診断シリーズ、シンポジウム、インターナショナルセッション、一般演題など多彩な分野を企画しております。特に春の病理学会総会と異なり一会場で、幅広い分野の演説とその後の討論を体験できます。
 学術面においては、秋期特別総会の柱である診断病理シリーズを、大分大学の横山繁生先生に “皮膚扁平上皮癌とその鑑別診断”、獨協医科大学越谷病院の山口岳彦先生に “脊椎骨関節疾患の病理”を講演していただきます。海外招聘としてCyril Fisher先生(イギリス)に軟部肉腫の病理診断、William Hall先生(アイルランド)に中枢神経系の感染症について最新の知見の特別講演をしていただきます。 シンポジウムは実験病理学から希少がんの病理診断、病理検査室の管理運営まで広範に3つのトピックスを企画しました。また,昨年の名古屋の総会に引き続き、“徒然病理医絵巻 vol.2, 金沢の巻”を開催し、男女共同参画の観点から病理学会の未来について語り合いたいと思います。
 秋期特別総会は北陸では今まで開催がありません。金沢は前田利家公が町を興し、爾来400年を超えて独創的な文化と伝統を育んできました。2015年3月に北陸新幹線が開通し、東京をはじめ関東、東日本の皆さまには交通の便が良くなり、中部、近畿地区をはじめ西日本の皆さまにも金沢への安定した交通の便が提供されています。近くには小松空港、富山空港、能登空港があり、アフター学会には金沢をはじめ、加賀、能登、富山の越中、福井の越前の観光を楽しむことができ、多くの温泉もあります。JR金沢駅前には金沢を訪れる人に差し出す雨傘をイメージし、おもてなしの心を表わした「もてなしドーム」があります。金沢弁で「ありがとう」を「あんやと」と言います。「あんやと」の言葉とともに古都金沢のおもてなしを考えています。

 多くの会員の皆さまの参加により秋期特別総会を盛り上げていただくことを心よりお願いいたします。